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鉄道模型とカメラ日記


by teru-t2

クリスマスプレゼント2

こちらも一応プレゼント扱いということで、【戦艦「大和」の建造】を購入。
写真は別途購入した【戦艦大和 上 下】 を一緒に。
【戦艦「大和」の建造】の方は、20年くらい前の本で、なかなか古本屋でも見つけられず、結局アマゾンで購入。

クリスマスプレゼント2_a0019800_210361.jpg


【戦艦「大和」の建造】は、大和建造の設計や建造の裏舞台が詳細に小説化されています。

■冒頭部引用~


プロローグ 鉄の鼓動

鋼鉄が脈を打つ-。気温が下がってくる夜中近くになると、脈搏は聞こえた。腹をゆさぶる、短く透明で、鋭い音だ。
「キーンッ」
軽いエコーをともなう鋼鉄のきしみは、1枚の鋼板が、ドックの中でしだいに増殖を始め、自ら脈打つまでに成長した証拠だ。
1号艦が、呉海軍工廠の造船ドックで初めて脈を打ったのは、竜骨を据えて1年近くなろうとしていた昭和十三年(一九三八)の秋である。


・・・いやぁ、かっこよい。
一瞬、何の小説かよくわからない冒頭部が良いでしょう!

マニアックな内容、かつ緊張感を保ちながら物語は進みますよ。
造船、海軍組織や金属にも詳しく?なりそうです。

そして、定番の小説、【戦艦大和】は、主砲射手を中心にした大和誕生後の物語です。かなりユーモアも含んでいたりして、戦艦大和がどんなドラマを生んだか、読み応えがあります。

2組の本をセットにして大和入門書にしたら売れると思う今日この頃です。

鉄道ネタではありません。海軍組織や鋼鉄、軍艦、造船に興味のある方(ってあまりイナイですよね^^;)に、オススメです。
by teru-t2 | 2007-12-27 02:14 | 歴史